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『働く人改革』 〜松下幸之助に学ぶ、働く人のマインドセット〜

JUGEMテーマ:今日の日記

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ご訪問頂きありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。

 

現在、各企業・団体は「働き方改革」に取り組んでおられることと思います。しかしながら、残業削減や労働時間の短縮、ワークライフバランスなど「仕組みの改革」だけではなく、ソフト、つまり「働く人改革」が不可欠ではないでしょうか。

それはつまり、私たちが何を目指し働くのか(目的意識)、どのようなことを達成しようとしているのか(目標設定)、したがって、どのような意識で取り組むのか(意識の醸成)ということです。

このシリーズでは、成果を達成するために必要不可欠な「働く人のマインドセット」としてお届けします。

 

【シリーズ 何を売るのか】

 松下電器がヨーロッパに進出して間もないころ、幸之助は視察の途中、ハンブルク松下電器駐在所に立ち寄った。そこで日本から出向している駐在員と懇談会を持った席上のことである。

 ドイツ、オランダ、ベルギーの製品と比べて松下電器の製品はまだまだ追いついていないこと。さらに言葉も文化も違う欧州での販売活動がいかに厳しくたいへんであることを認め、駐在員たちの苦労と努力をねぎらった。

 そして三年間で欧州の製品に負けない、高いレベルの製品を開発して届けることを約束した。その言葉を受け、駐在員たちは大喜びをした。

 さらに幸之助は次のように続けた。「一つ君たちにお願いがある。ぼくは三年間かけて強い商品をつくる約束をした。しかし三年たって良い商品ができたとしても、そのときそれを売る販売網が無ければなんにもならない。今日松下の販売店網は、ヨーロッパのどの国をとっても残念ながら弱い。これを強くしてもらう必要がある。この三年間でヨーロッパ各国の販売店網をもっと強くしてほしい。強い商品が出てきたときには、それをきちんと売れるだけの販売店網を、今から心がけてつくりあげてほしい」

 

 しかし駐在員たちにとってはその願いは意外なもののように聞こえた。弱い商品、欧州の製品に追い付いていないからこそ、販売店網を築くことに苦戦しているのであって、この三年間で販売店網を築けとは矛盾しているのではないかと、駐在員の一人は率直に述べた。

 しばらく沈黙が続き、会議室は重苦しい空気に包まれた。やがて幸之助は駐在員たちをひとまわり見まわした後で口を開いた。

 松下電器は商品を売る前に、君たちに売ってほしいものがある。それは松下の経営理念や。松下の経営の基本的な考え方や。商品を売る前に、お得意様に松下の経営理念を売ってほしい。松下の経営の考え方、精神を売ってほしい。それが松下の商売の基本や。今の商品でもこれならできる。いや、今の商品よりも強い商品が出てくることが分かっておれば、なおのことこれができる。これを徹底的にやってほしい」

 

【自分を売る】

 商いの基本は「まず、自分を売れ」と言われてきました。それはどのような思いで自社の商品やサービスを開発しているのか。どのようにお客様に役立とうとするのか。どのように末永くお客様と関わり、互いにより良いものを育てていこうとするのか。そのような理念を丁寧に伝え、理解していただくということではないでしょうか。

 もちろん、どの会社にも経営上の果たすべき販売額や利益があります。しかし理念を自分たちでも持たず、確認せず、したがってお客様にも伝えず、数字だけを獲得しようとしても、無理矢理売りつけるようなことになりかねません。そこでは社員も疲弊し、お客様との信頼関係も築けないでしょう。

 今一度、「私たちは何のためにこの商品、サービスを開発し、何のためにお客様に提供しようとするのか」ということを明確にしなければなりません。

 


***ビジネス心理コンサルティング ***
*******BMC*******
林恭弘より


『働く人改革』〜松下幸之助に学ぶ、働く人のマインドセット〜

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ご訪問頂きありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。

 

現在、各企業・団体は「働き方改革」に取り組んでおられることと思います。しかしながら、残業削減や労働時間の短縮、ワークライフバランスなど「仕組みの改革」だけではなく、ソフト、つまり「働く人改革」が不可欠ではないでしょうか。

それはつまり、私たちが何を目指し働くのか(目的意識)、どのようなことを達成しようとしているのか(目標設定)、したがって、どのような意識で取り組むのか(意識の醸成)ということです。

このシリーズでは、成果を達成するために必要不可欠な「働く人のマインドセット」としてお届けします。

 

 

【モチベーション】

『仕事をする、経営をするときに何が一番大事かと言えば、その仕事を進める人、その経営者の熱意やね。あふれるような情熱、熱意。そういうものをまず、その人が持っておるかどうかということや。熱意があれば知恵が生まれてくる。』

 

 モチベーションとは、「ある方向を目指し、目標達成に必要な行動をとり、それを維持する働き」ということができます。

 企業内研修などでは、スキル(技能・技術・能力開発)教育に重点を当てているものの、モチベーションには焦点を当てていないケースが多いのではないでしょうか。しかし、【成果=能力×モチベーション】であることを考えると、向上度合いが測りにくいと言えども、モチベーション(情熱・熱意)にも焦点を当てなければなりません。

 なぜならば、どんなに能力が高い人でも行き詰まるときが必ず来ます。それを乗り越えるためにはさらなる学習に自ら取り組むこと、今までとは違うやり方にチャレンジすること、創意工夫を繰り返すことなどが必要になります。それが『知恵』となって目標達成に導いてくれるからです。

 その人の能力をいかんなく発揮するためには、モチベーション(情熱・熱意)が必要なのです。

 


***ビジネス心理コンサルティング ***
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林恭弘より


『働く人改革』

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『働く人改革』〜松下幸之助に学ぶ、働く人のマインドセット〜

 

  1.北海道ンメガネ屋さん

 

 幸之助は北海道のあるメガネ店の主人から一通の手紙を受け取った。そこには丁寧な文章でこんなことが書かれていた。

 「じつは先日、テレビであなたの姿を拝見しましたが、あなたのかけられておられるメガネは、失礼ながら、あなたのお顔にはあまり合っていないように思います。ですから、もっと良いメガネにお取り替えになったほうがよろしいかと思います」

 

 幸之助は、ずいぶん熱心な人がいるものだなあと思い、すぐ礼状を出したものの、その後忙しさにとりまぎれ、そのことをすっかり忘れてしまっていた。

 ところが翌春、北海道に行き、札幌の経営者の集まりで講演をしたとき、その主人が面会を求めてきた。

 「私はこの前、あなたにお手紙を差し上げたメガネ屋です。あなたのメガネは、あの時と変わっていないようですから、私の手でぜひ直させてください」

 

 その熱心さに幸之助はすべてを任せることにした。その夜、ホテルに店の番頭を連れてやってきた主人は、見本として持ってきたメガネを幸之助にかけさせて、顔との釣り合いや、かけ具合などをていねいに調べた。

 「十日ほどでできますので、でき次第お送りします。でも、まだ気がかりな点が残っています。これまでのメガネはずいぶんと前のもののようですから、これをお買いになられた後、あなたの目の具合が少し変わられたかもしれません。できれば明日にでも、十分ほどで結構ですから、私の店に寄っていただけませんか。あらためて調べたいのです」

 

 十分くらいならと、日程をやりくりして、その店に立ち寄ってみると、そこはまるでメガネの百貨店、三十人くらいの若い店員たちがキビキビと働いていて、客も満員の盛況である。

 幸之助はきいてみた。

 「なぜ、あなたはわざわざ手紙をくださったんですか」

 「メガネをかけるのは、よく見えるようにするためですが、見えるというだけでは十分ではありません。メガネは人相を変えるものですから、顔にうつるメガネをかける必要があります。特にあなたの場合は、外国にもいかれるでしょう。もしあなたが、あのメガネをかけてアメリカへ行かれたら、アメリカのメガネ屋に、日本にはメガネ屋がないのかと思われかねません。そんなことになれば、まさに国辱ものです。ですから、それを防ぐため、私は失礼をも顧みず、あえてあんなお手紙を出させていただいたのです」

 

 幸之助は大阪に帰るや、社員に早速この話を披露し、「お互い、このメガネ屋さんのような心構え、心意気で仕事に取り組みたいものだ」と呼びかけた。

 

 

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それはつまり、私たちが何を目指し働くのか(目的意識)、どのようなことを達成しようとしているのか(目標設定)、したがって、どのような意識で取り組むのか(意識の醸成)ということです。

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