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松下幸之助の思考「100伝えるためには、1000の思いを込める」

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JUGEMテーマ:今日の日記

 

ご訪問いただきありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。

 

昭和を代表する経営の神様「松下幸之助氏」。昭和だからその経営手法が活きたのではなく、平成の今の時代だからこそ、必要なことをメッセージとして残してくれています。

今回紹介する考え方や言葉は、まさに今必要なことではないでしょうか。

 

 

『きみが聞きたいのは、「経営者はどうやって自分の考え方を社員に浸透させていくのか」ということか?そやな、その時、経営者にとって大事なことは狒覆┐覘瓩海箸笋福

 

社員の人たちに経営者自身が考えていること、思っていること、そういうことを話し、説明せんといかん。自分たちの大将がいま、どんなことを考えているのか、社員のみんなに知らせる。そういう努力を責任者はやらんといかんということやな。

 

そのとき、よう心掛けておかんといかんことは、その訴える内容について、責任者がどれほどの思いを込めておるかということやね。まあ、重要なことだから一応みんなに話しておこか、という程度ではダメやな。そんな気持ちであれば、部下の人たちに伝わるとしても、その真意の一割も伝わらんやろう。

うん、重要やと。相当心を入れて話すと。かりに100伝えるために、100の思いを込めて話をすると。しかし、その程度の思いではあかんのやな、思いがまだ足りんわけや。部下に伝わっていくうちに、しまいには10ほどになってしまう。

 

100を部下の人たちに伝えようとするならば、そのことに責任者は10倍の1000の思いを込めんといかん。もう、あふれるような思いで訴えんといかん。そういう姿でないと、責任者の真意は伝わらんもんや。

 

それはけしからんいうても、それが実際の姿やな。それよりも、責任者がそれほどの思いをかけておらんということのほうが問題やな。社員が自分の話を充分に理解せんという経営者がおるけど、経営者自身が充分な熱意、思いを、そや、1000の思いやね、それを込めて社員の人たちに訴えておるかどうかということを、よう反省せんといかんわね。

 

思いつきで考えたこと、ちょっと考えて、エエと思ったこと、人に聞いて感心したこと、そんなことぐらいで社員や部下の人たちに話しておったら、みんなえらい迷惑やで、きみ。そう思わへんか。経営で、たいがい悪いのは、経営者のほうやで。

 

それからね、くり返し話をする、くり返し訴えていくということも大事やね。うん、くり返すということやな。それが経営者の考えを浸透させることになる。

 

年1回、充分に話したから大丈夫や。あるいは書類を回しておいたから、理解しているはずだとか、そう考える責任者は、いないかもしれんが、そういう程度で、社員の人たちに周知徹底することは不可能やわね。いや、自分は3回も4回も話をしました、それでもうちの社員はあきませんという経営者の人もおるやろうけど、それであかんかったら、10回も20回もくり返したらええんや。

 

経営者は勉強し続けなければならない

 

わしは若いころ、3年近く、毎日のように朝会で、わしの考えを話したことがあるんや。10分か15分程やけど、くり返しくり返し、自分の考えを訴えた。うん、もちろん同じ話はせえへんで。いろいろな話をする。自分の経験したこと、昨日体験したこと、まあいろいろ話をするけど、しかし究極、言わんとすることは同じや。究極同じことを言うておるんやけど、話しはいろいろな話をする。これが毎日や。結構苦労したで。今日はどんな話をしようかと。

 

けど、ここが大事やな。よう社員には勉強せえ、考えろと言うけれど、それならば、経営者も勉強し考えんといかん。自分はそういうことはせんといて、部下には勉強せよ、考えろと言う人があるけど、こっけいな経営者やな、そういう人は。

 

とにかく、わしは毎日、話をした。そうすると、社員諸君は、はじめはただ、へえ、そうですか、ということやな。けど、だんだんと、くり返し話をしておると、なるほど、そうかと。そりゃ自分たちもやらんといかんですな、ということになる。やがてしばらくすると、社員のほうが一生懸命になって、大将、なに言うてますねん、そんな、生ぬるいことではあきません。わたしらについてきなさい。

 

ほんまにそうやで。くり返し話をすることによって、自分たちの大将がいまなにを考えておるのか、いま一番関心を持っているおるのはなにか、なにに取りくまんといかんのか、どういう方向で努力をしていったらええのか、ようわかってくるわけや。なかなか、経営者の真意は社員には伝わらんわな。けど、自分の考えが社員に伝わらんというなら、伝わるような努力をしておるかどうか考えてみんといかんな。社員は大将の考えが理解できたら、よう働くもんやで。

 

エッ?朝会か?うん、これからの経営において、ますます必要になるやろうな。この頃はこういう朝会は、前近代的だという人もたくさんいるようだけど、そういう人は、ほんとうの経営というか、実際の経営というものを知らん人やろうな。

 

そんな朝会はいらんということであれば、むしろ今までのほうが、いらんと言える。というのはね、朝会というのは意思を疎通させるとか、みんなの気持ちをひとつにするとか、あるいは会社の進んでいく方向を周知させるとか、いろいろな効果を生み出すわけや。

 

また交代で社員の人が話をする。これもお互いに、ああ、あの人は、ああいう考え方をしているのか、ということもわかるし、またその場を活用して、自分にはこういう考え方を持っていますと発表することもできる。

 

このごろは、考え方がさまざまな時代になってきたわね。うん?価値観の多様化の時代というんか?まあ、そういうことになれば、一人ひとりがそれぞれに自分の考え方を持って、そして、それに基づいて行動をする、結構な時代だと言えるわね。それはそれでええけれど、しょかし、会社全体の方向に沿って、あるいは会社発展の方向で努力してもらわんといかん。そやろ、そうでなければ、会社として組織をつくる必要もない。

 

価値観多様化か、そういうばらばらであるほど、一方で共通のものが必要だし、また社員の人たちも責任感の考え方とか、いま会社で何が起こっているのかわかっておらんと困るわけや。

 

なんか知らんけど、与えられた仕事だけやると、やっておると、そういうことでは、かなわんということになる。昔のように基本の考え方がひとつやふたつだと、むしろ話したり、連絡したりせんかて、まあ、だいたいお互いの言うこと、やることはわかるけどな。これからはそうはいかん。とすればやな、朝会とか夕会とかは前近代的であると、そういう考え方をするのはあんまり賢い人ではないな。外国が近代的で、日本がすべて前近代的と言えるんかどうか、わしにはわからんが、大事なことは経営に、あるいは、仕事にどれだけ有効かどうかということや。まあ、経営の実際を知らん人が言う場合は仕方がないけど、経営者が同じように思い考えるとするならば、つまらん経営やね。経営が本当はわかっておらん人やろうな。

 

朝会でお互いに確認できるのもええわね。

 

ああ、あの人、見えんけど、休んでおるのかな。もしそうであれば、病気であろうか、大丈夫かな、というふうになるな。あの人は元気そうで結構や、あの人は少し元気ないな、あとで声をかけて励ましてあげよう、ということになる。みんながいろいろな考え方をする、これからの時代は朝会とか夕会とか、あるいはそれに類するものをやらんといかんね。やらんと会社の基本とするところで、ばらばらになってしまって、どうにもならんくなるわ。

 

「なぜ」を説明することが必要

 

話を元にもどすけどな、経営者が自分の考え方を社員に浸透させるためには、あとひとつ、なぜ、ということを話さんといかんということやな。

社員に訴える、話をするのにただ要件だけ、結論だけ言うと。言いたいことだけ言うと。そういうことではあかんのや。話をする、訴えるからには、なぜ、自分がそういう話をするのか、なぜ、そういうことを訴えるのかを、キチッと説明せんといかんし、説明できんといかんわな。

 

説明せんと。そんなことでは社員はわからんわけや。責任者が「なぜ」を説明することによって、その言わんとする全体を理解することができる。責任者はその、「なぜ」が説明できるほどに考えんといかんわな。考えもせずに社員に話をする。考え抜きもせんで訴えるということでは、社員はその責任者についてこんで。きみ、ええか、自分の考えを部下の人たちに伝えようとするならば、燃える思いで訴える、くり返し訴える、なぜ訴えるのかを説明する。こういう三つのことを忘れたらあかん。』

 

 

いかがでしょうか。「最近の若い奴らは」「ゆとり世代は」「さとり世代は」というけれども、狹舛┐覘瓩箸いΔ海箸砲いては、デジタル時代の今でこそ、必要なことではないのでしょうか。

 

***ビジネス心理コンサルティング ***
*******BMC*******
林恭弘より
 

 


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