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【『現場の声を聴く』というワナ】

JUGEMテーマ:今日の日記

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ご訪問いただきありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの梶浦正典です。

 

企業の経営者の方から、

「経営陣自ら現場に足を運んで、意見を聴いている」

「直接対話する機会を定期的に設けている」

というお話があったら、皆さん、この企業のことをどう思いますか?

 

すばらしい!

良い会社!

と感じると思います。

もちろん!経営陣が現場の声に耳を傾けるということはとても良いことだと私も思います。

でも、経営陣が受け取った現場の声と、現場で働く人々の本音はまったく違うケースがある。

『現場の声を聴く』というワナに気を付けなければならないこともあるのです。

 

とある銀行でこういうことがありました。

役員が支店を訪問して現場の声を聞く、という連絡が支店に入りました。

支店の役席はただちに、役員面談に相応しい『上の言うことを忠実にきく、いわゆるサラリーマンタイプ』な人物を選びました。

そして、どのような話をするかのレクチャー、シミュレーションを始めたのです。

懇親会の席はあらかじめ席次を決めておいて、役員の両隣には若くてきれいでかつ、失言をしない女性、そして、正面には『上の言うことを忠実にきく、いわゆるサラリーマンタイプ』を配置したのです。

 

結局のところ、この役員による臨店は、支店長の点数稼ぎ、マイナス評価がつかないための防衛手段に使われてしまったのです。

そして「きれいごと」だけを聞かされた役員は、自分自身の自慢話を気持ちよく話して、満足して帰っていきました。

 

当然、現場で働く人々は、不満を溜め込みました。

「どうせ、経営陣は自分たちのことなんかわかってくれない」

「言ってもムダ、何も変わらない」

「こんなパフォーマンスに付き合ってられない」

せっかくの臨店が、現場のモチベーションを奪ってしまったのです。

 

現場の声を聴く、という素晴らしい行動を取るのであれば、しっかりとしたココロの準備をしてほしい、「聴く」ということがいかに難しく、いかに大切かを知って欲しい。

研修を通じて、ビジネス心理コンサルティングはお伝えしたいのです。

 

  • 人事権を持つ自分自身の影響力に気づこう!

    どんなにフレンドリーに接するつもりでも、人事権がある以上、下の人たちは気を遣います。本音で話すこと自体が難しいのです。

    「話せ、と言っても実際、言いにくいよな(笑)」

    本音で話せない現場の人たちの心を汲む。

    そして、その人たちが少しでも話しやすくなるように導くドアオープナーも用意する。

    研修の中で、ちょっとしたコールドリーディングの技術も学んでいきましょう。

 

  • コミュニケーションの妨げとなる「12のパターン」に気を付けよう!

    どうしても役員という立場上、現場の人を「指導してやる」という想いを抱いてしまうと思います。優しさゆえに「解決してやりたい」という想いもあるでしょう。

    でも、その想いから、

    「いや、それについてはこうなんだよ!」

    「わかってないなあ、こういう事情があるんだよ!」

    などと説教訓戒指示命令批判否定・・・

    コミュニケーションの妨げとなる「おきまりの12のパターン」をやってしまうと、現場の人たちは心を閉ざしてしまいます。

     

    現場の人たちは、まず、わかってほしいのです。

    辛い状況、苦しい状況をわかってほしいのです。

    「この役員は自分たちのことをわかってくれる、話を聴いてくれる」

    そういう信頼関係ができて、初めて、本音を打ち明けてくれるのです。

    安心・安全が担保されていない中で信頼関係は築けないし、信頼関係のない中で本音の情報はあがってきません。

     

    現場の人たちの「正直な声」に対し、

    「未熟だなあ」

    「考えが甘い」

    「こうしたらいいのに」

    「なぜもっと主体的に考えない」等々。

    ストレスを感じた時こそ!『黙って聴く』。

    研修の中でコミュニケーションの極意「まず変えようとするな、わかろうとせよ」を学んでいきましょう!

     

  • フィードバックを大切にしよう!

    話を聴く、というのは「言いなりになる」ということではありません。

    会社を経営する、というのは大変なことで、なんでもかんでも社員の言うとおりに動かせるわけではありません。

    ただ、できないことについてはできない理由をフィードバックしてあげることが大切なのです。

    「この前、勇気を出して打ち明けてくれてありがとう!あの件について調べたんだが、●●という法律があってそもそも対応することが難しく、莫大な費用がかかるということなんだ。せっかく問題提起をしてくれたのに申し訳ない。極力、現場の負担を回避する方法を探していきたいと思うので、ぜひ!また意見を聞かせて欲しい」

    これも言い方の問題ではないのかもしれません。

    現場の社員のことを心から想い、心に寄り添って「聴いた」ならば、どんな結果になったにせよ、信頼関係は築けるのだと思います。

 

マネジメントという非常に重要な役割を担うならば、「ココロの運転免許」を必ず身につけて欲しいのです。

経営の方々が、マネジメントの本質を理解し、しっかりとしたマインドを身につけたならば、必ずやその企業は幸せになる。

ビジネス心理コンサルティングはそう、確信しています。

 

***ビジネス心理コンサルティング ***

*******BMC*******

梶浦正典より

 


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