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『働く人改革』

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『働く人改革』〜松下幸之助に学ぶ、働く人のマインドセット〜

 

  1.北海道ンメガネ屋さん

 

 幸之助は北海道のあるメガネ店の主人から一通の手紙を受け取った。そこには丁寧な文章でこんなことが書かれていた。

 「じつは先日、テレビであなたの姿を拝見しましたが、あなたのかけられておられるメガネは、失礼ながら、あなたのお顔にはあまり合っていないように思います。ですから、もっと良いメガネにお取り替えになったほうがよろしいかと思います」

 

 幸之助は、ずいぶん熱心な人がいるものだなあと思い、すぐ礼状を出したものの、その後忙しさにとりまぎれ、そのことをすっかり忘れてしまっていた。

 ところが翌春、北海道に行き、札幌の経営者の集まりで講演をしたとき、その主人が面会を求めてきた。

 「私はこの前、あなたにお手紙を差し上げたメガネ屋です。あなたのメガネは、あの時と変わっていないようですから、私の手でぜひ直させてください」

 

 その熱心さに幸之助はすべてを任せることにした。その夜、ホテルに店の番頭を連れてやってきた主人は、見本として持ってきたメガネを幸之助にかけさせて、顔との釣り合いや、かけ具合などをていねいに調べた。

 「十日ほどでできますので、でき次第お送りします。でも、まだ気がかりな点が残っています。これまでのメガネはずいぶんと前のもののようですから、これをお買いになられた後、あなたの目の具合が少し変わられたかもしれません。できれば明日にでも、十分ほどで結構ですから、私の店に寄っていただけませんか。あらためて調べたいのです」

 

 十分くらいならと、日程をやりくりして、その店に立ち寄ってみると、そこはまるでメガネの百貨店、三十人くらいの若い店員たちがキビキビと働いていて、客も満員の盛況である。

 幸之助はきいてみた。

 「なぜ、あなたはわざわざ手紙をくださったんですか」

 「メガネをかけるのは、よく見えるようにするためですが、見えるというだけでは十分ではありません。メガネは人相を変えるものですから、顔にうつるメガネをかける必要があります。特にあなたの場合は、外国にもいかれるでしょう。もしあなたが、あのメガネをかけてアメリカへ行かれたら、アメリカのメガネ屋に、日本にはメガネ屋がないのかと思われかねません。そんなことになれば、まさに国辱ものです。ですから、それを防ぐため、私は失礼をも顧みず、あえてあんなお手紙を出させていただいたのです」

 

 幸之助は大阪に帰るや、社員に早速この話を披露し、「お互い、このメガネ屋さんのような心構え、心意気で仕事に取り組みたいものだ」と呼びかけた。

 

 

ご訪問頂きありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。

 

現在、各企業・団体は「働き方改革」に取り組んでおられることと思います。しかしながら、残業削減や労働時間の短縮、ワークライフバランスなど「仕組みの改革」だけではなく、ソフト、つまり「働く人改革」が不可欠ではないでしょうか。

それはつまり、私たちが何を目指し働くのか(目的意識)、どのようなことを達成しようとしているのか(目標設定)、したがって、どのような意識で取り組むのか(意識の醸成)ということです。

このシリーズでは、成果を達成するために必要不可欠な「働く人のマインドセット」としてお届けします。

 

 

***ビジネス心理コンサルティング ***
*******BMC*******
林恭弘より
 

 


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