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【2020年の人事・人材教育トピックス】

JUGEMテーマ:今日の日記

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ご訪問頂きありがとうございます。

ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2020年は東京オリンピックが開催されますね。

日本の歴史に残る素晴らしい一年になることでしょう。

 

歳初めということで、今年の人事・人材教育の

トピックスを数回にわたり共有しましょう。

まずは、『エンプロイー・アビリティーを高める』

というものです。

 

エンプロイーとは、「社員や従業員」という直訳に

なりますが、「雇用される人たち」という意味です。

そして、アビリティーは、「能力」です。

つまり「雇用される能力」が『エンプロイー・アビリティー』

ということです。

 

言い換えてみれば、「社内でも、社外でも引っ張りだこ」

の人材であり、そのための能力を高めていこうという

ことなのです。

 

終身雇用というシステムを取る企業が少なくなり、会社が

社員の生涯安定を保証できなくなりました。

そして企業自体も、大企業を含めて5年後、10年後も

自分たちの会社が存在しているのかわからないのです。

つまり、若手社員からベテラン社員まで誰でも、荒海に

放り出される可能があるのです。

 

さらに年金制度の運用がかつてのように順調ではなくなり、

65歳定年、70歳でも現役で!というように職業人生が

ますます伸びていくものと思われます。

中高年の働き方も大きく変化しており、役職定年、雇用延長、

再雇用制度の適用など、自社内での活躍の場を得ることを

考えて『自分磨き』をしておかないと、肩身が狭い思い、

または居場所がなくなることで、たいへん辛い職業人生の

終盤を迎えることになります。

 

キーワードは『引っ張りだこ人材を目指す』

 

『寄らば大樹の陰』という言葉がありますが、こと雇用に

関しては当てはまらなくなったということです。

常にキャリアプランを考え、必要と思われる業務スキルの

レベルアップを図り、社内でも社外でも『引っ張りだこ人材』

を目指しておかなければならない時代になりました。

 

自社内の人材マネジメントについても同様のことが言える

でしょう。

「管理する」だけのマネジメントではなく、環境や状況の

変化により、離職・退職するようなことがあっても、社会から

引っ張りだこ人材になるよう、スキルアップや自己啓発を

促し、教育にも力を注ぐことが必要です。

 

「そんなことをすれば、ますます退職率が上がるじゃないか!」

という声が聞こえてきそうですが、社員のエンプロイー・アビリティー

を高める取り組みをしている企業の離職率は極めて低い水準

なのです。

それは会社が社員個人の能力を高める取り組み(機会の提供・

情報の提供・資金の提供)をすることによって、社員ロイヤリティ

(忠誠心)が高まり、離職率が低下するのです。

「自分は会社から価値ある存在として認知されている」

「このような成長の機会を与えてくれる会社で働き続けよう」

社員がこのような思いを抱くことは容易に想像がつきます。

 

管理され、監視され、成果を要求され、会社にしがみつく

ように我慢をして働き続ける社員が多い会社ならば、

会社の成長も、個人の成長も望まれないのではないでしょうか。

 

豊かな働き方の条件の一つは、成長する個人と会社です。

 

 

***ビジネス心理コンサルティング ***
*******BMC*******
林恭弘より



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